毛皮について

毛皮の特性

1. 保温力・耐水性・通気性に優れている
弾力性と耐水性に富む刺し毛と、細く密生して生え空気の層を作り出す綿毛の二重構造により、保温力・耐水性・通気性に優れています。

2. ふわふわとした柔らかな感触と美しい光沢
心地よさや安心感を与えてくれるのは、天然素材の持つ特性でしょう。これを人工的に作るのは不可能です。

3. 土に還る天然素材
地球環境保全やエコロジーと言う観点から、土に還る天然素材である毛皮は環境負荷が少ない適切な素材と言えます。

4. リフォームで最後まで使い切ることができます
同じ種類の皮を継ぎ足したり、他の素材を加えたりするサイズ直しのリフォームをはじめ、コートをストールやバッグなど全く別のアイテムにしあげることもできます。

毛皮製品の取扱い [着用時の注意点]

毛ぐせがついた時
濡れたタオルで毛先の部分を軽く濡らすか、または霧吹きで軽く水を吹きかけます。
あとは、金グシで毛並みを整え、日蔭乾しで自然乾燥させれば、たいていのクセは取れます。
ただし、その際に皮の部分まで濡らさないように十分気をつけてください。

雨、雪などで濡れた時
雨や雪で濡れた場合は、よく振って水を切ったあと、乾いたタオルでていねいにふきあげ、ゆっくり日蔭乾しで自然乾燥させましょう。
万一、皮まで濡らしてしまったときは、面倒でも購入店またはクリーニング店に早めに相談しましょう。
大量の水分を吸った皮は、なめしが戻って硬化したり破れてきたりする場合があるからです。

コーヒーやジュースをこぼしてしまった時
すぐにティッシュペーパーなどを使って、水分を吸い取りましょう。
その後、かたく絞った蒸しタオルで、軽く叩き出すようにして汚れを取り除きます。
汚れた水分が広がらないよう、また、皮の部分まで染み込んでいかないよう注意します。
見た目はきれいになっていても、糖分が残っていたりすると虫食いの原因になります。
繰り返して丁寧に処理しましょう。
なお、白系統の毛皮や汚した箇所が広い場合は、プロに任せたほうが安心です。

ホコリに注意
毛皮はホコリがつきやすく、一回の着用でもかなりの量を吸い込んでいます。
ホコリを大量に吸い込んだまま毛皮を放置しておくと、毛抜けの原因になります。
着用したら、毛を傷めないように、軽く叩いてホコリを落としておきましょう。

火気厳禁
毛皮は熱に非常に弱く、注意が必要です。
裏地にアイロンをかけた場合、皮の部分まで熱が加わると熱収縮を起こし、硬化・破れの要因となります。
ハンガーに吊るしてもとれないようなシワは、プロに任せましょう。
また、タバコやライターの火などは、瞬時に毛先を焦がしてしまいます。
皮を取り替えることで修理できるのが毛皮の利点ですが、広範囲に及ぶと費用も時間もかかってしまうので、気をつけましょう。

摩擦注意
ブレスレットや腕時計による袖口のスレ、ショルダーバッグによる摩擦には、十分注意しましょう。
また、長時間の車の運転やバイク、自転車に乗ることも、摩擦による毛のスレや折れを生じるので注意が必要です。

臭いに注意
毛皮は臭いを吸収しやすい性質を持っています。
毛皮を着たまま、香水やヘアスプレーをつけることは避けましょう。
香水やヘアスプレーが毛皮に直接かかると、鞣しの際の薬品が化学変化を起こすこともありますし、また黄変などのシミの原因にもなります。
その他、タバコや防虫剤などの臭いにも注意が必要です。